千葉県神道青年会 | 昭和24年発足。次代の神社界を担う熱き青年神職の集い |
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発足の時代背景
私たちは千葉県内の神社に奉仕している青年神職の集いです。
千葉県神道青年会は昭和24年に発足しました。 終戦後の日本は生活物資は不足し、精神的にはそれまでの価値観が大きく揺らいだ時代でした。大東亜戦争に敗れ、多くの国民が家族や友人を失った悲しみの中で、何を拠り所に生きてゆけばいいのか分からず、その日を生き抜くのに精一杯だったわけです。 東京裁判(極東軍事裁判)をはじめとした連合国による占領政策とそれに呼応する人々によって、日本は無謀な侵略戦争を始めた悪い国で、その伝統文化は葬り去らなければならないものと「目の敵」にされ、当時の国民の多くは自信を喪失し罪悪感に縛られていきました。なかには国語を英語にしてしまえなどといった乱暴なことを真剣に唱える学者が出るほどのありさま。 また、国の在り方とともに神社を取り巻く状況も非常に厳しいものでした。 日本を戦争に駆り立てたのは "神道" で、その中心を担っていたのが皇室であり神社であったと言うわけです。日本人にとっては日々の生活に根ざした信仰を好戦的であるとの誤った認識に基づいて「神道指令」が発せられたりした、神社にとってはまさに受難の時代だったのです。 国においては天皇を、それぞれの土地にあっては聖なる空間であり集いの場であった神社を遠ざけることが、私たち自身の内からも清らかさや尊さを感じる心や人との繋がりの意識を隅に追いやることになってしまったと思われます。 そのような中にあって私たちの先輩である当時の若い神職は立ち上がりました。 「戦争には負けたけれども自分たちの文化や伝統が間違っていたのではなく、ましてやそれが戦争を引き起こした原因ではない」 それどころか、「これから日本が立ち直って行くためには自らの文化的体質に合ったやり方を採らなければならない」と考えたのでした。 現在の状況 現在、千葉県神道青年会は70名を超える会員により活動しております。 全国組織の神道青年全国協議会においては約3,300名の若手神職が参加しております。 活動内容としては、神社界における事業の参加や神職としての作法・基本理念の学習活動はもちろんでありますが、日本赤十字社の支援活動として街頭献血運動、植樹を行う自然緑化運動、子どもたちを招いての神社体験学習などの社会奉仕活動は通年行事としております。 『神主さん』というと知らない方は堅いイメージがあるかもしれませんが、若手神職の集いでありますから野球大会・旅行・納涼会など親睦を深めるような行事も随時行なっています。 ぜひ、神社に御参拝の際には、お気軽に声をおかけください。 |